2011年05月17日

電動バイクのメリットとデメリット

電動バイクの場合、走行に必要なエネルギーとしてかかる電力のコストは、ガソリンバイクのおよそ10%程度で済みます。そのうえ家庭でも充電でき、燃料補給のためにガソリンスタンドへ行く必要がありません。また、エンジンオイルの交換が不要なので、メンテナンスコストが安くなります。構造が単純ゆえにメンテナンスも楽で、自分でもメンテナンスができます。

また、水力発電や原子力発電、風力発電など、化石燃料よりも資源的な制約の少ない多種多様なエネルギーを活用して充電ができます。バッテリーを除けば、構成部品の寿命が長いです。

走る際には、ガソリンエンジンバイクよりも静粛です。走行時に排気ガスを出さないため、屋内でも利用することができます。

一方、航続距離が短く、すぐに充電が必要になります。しかし再充電に時間がかかるうえに、現時点では街中に充電設備が発達していません。長距離の走行には向いていないでしょう。

静粛すぎて歩行者に気付かれにくいため、事故につながる可能性も高いです。最高出力が弱く、上り坂の走行にはあまり適していません。

現時点では小規模メーカーの製品が多く、大手メーカーほど販売網や保守体制が充実していないこともデメリットのひとつです。バッテリーは消耗部品なので、寿命などにより交換のメンテナンスコストが発生します。

原付バイクのメリット

原付バイクのメリットとして、まず購入費用が安いことが挙げられます。新車でも10万円~20万円程度、中古車だと3万円~10万円で購入できます。50cc以上のバイクだと、中古車でも数十万円は必要です。そのため、学生や主婦など幅広い層に、原付バイクは人気なのです。

また、原付バイクは維持費が安いこともメリットのひとつです。必要な費用は自賠責保険とガソリン代くらいでしょう。自賠責保険は1年で8000円くらいです。

それに原付バイクは手軽で便利です。ちょっとした用事や買い物、通学・通勤などに、気軽に使うことができます。わざわざ自動車を出すまでもないけれど、徒歩や自転車ではちょっと遠くてしんどいという距離の外出に使いやすいのです。

置き場所に困らないことも原付バイクのメリットです。自動車で外出するとどうしても駐車場が必要です。有料の駐車場しかない場合もあるでしょう。マンションの駐車場も有料の場合が多いです。その点、原付バイクには駐車場のようなスペースは必要ありません。自転車置き場と同じくらいのスペースがあれば停めることができるのです。原付バイクは、バイクといっても基本的には自転車に属するので、駐輪場扱いになることが多いのです。

BMWのバイク

BMWは、ドイツのバイエルン州ミュンヘンを拠点とする自動二輪車及び四輪自動車のメーカーです。正式名称は、バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ・アーゲーで、バイエルン発動機製造株式会社です。

BMWのバイクでは、他の二輪車とは異なる機構を採用している例が多いです。特に水平対向2気筒エンジン、乾式単板クラッチ、シャフトドライブのいずれかを採用しているバイクがよく見られます。

水平対向2気筒エンジンは、1923年にBMWのバイク「R32」で初採用されました。シリンダーが左右に突き出した縦置きレイアウトになっており、クラッチとトランスミッションを介してそのままドライブシャフトに至ることができます。この基本レイアウトは、現在も健在です。

乾式単板クラッチは、エンジンを縦に置くレイアウトのバイクで使われています。エンジンとクラッチ、変速器が縦に並ぶため、一般的な湿式多板クラッチより薄くできる乾式単板クラッチを採用しているのです。

シャフトドライブは、発進時のテールリフトが嫌われるため、日本車では一部の二輪車にしか装備されていません。しかしBMWでは、F&Gシリーズを除く全車がシャフトドライブモデルです。チェーンドライブに比べて砂塵や泥濘などに強く、日常のメインテナンス作業はほぼ不要であることが特徴です。

ヤマハのバイク

ヤマハのバイクには、代表的な車種とも言える「マジェスティ」と「ドラッグスター」のほかに、「セロー250」「XJR400R」「T-MAX」などの人気車種があります。

「セロー250」は特にロングセラーのモデルです。1985年の発売以来、ライダーたちに愛され続けており、女性にも人気の高いバイクです。2008年1月30日に発売されたモデルではFIを採用し、吸気ポートの改良や、トルク感、環境性能、始動性の向上を図っています。タンデム時の熱防止を図るために、マフラープロテクターの下にカバーを装備しているのも特徴のひとつ。ツーリングに最適なバイクです。

「XJR400R」は、空冷とキャブレターの伝統的な組み合わせを維持しているレアなマシンです。美しいエンジンフィンの形や、走行性能と取り回しの機能の抜群の良さが人気を集め、根強いファンも多いバイクです。

「T-MAX」は、実はスクーターではありますが、高い機能を持っています。ヤマハではオンロードスポーツタイプとして扱われています。オートマチックスポーツコミューターとして独自のジャンルを創造したのがT-MAXです。

それぞれのバイクの特徴や機能性を比較しながら、自分のライフスタイルに合ったバイクを選ぶことが大切です。

カワサキバイク

カワサキバイクの人気車種としては、「ゼファー400X」や「250TR」、「エストレヤ」、「W400」、などがあります。

ネイキッドの「ゼファー400X」は、流れるようなスタイリングと、低速度でもスポーツ感が楽しめることが人気のマシンです。DOCHC4バルブの空冷4気筒エンジンを搭載しています。

「250TR」は、カスタマイズしやすい一台として人気のバイクです。軽量コンパクトでリーズナブルな価格、スムーズな走り出しと静かな排気音が特徴です。幅広のハンドルと、前後に長いシートがワイルドな印象を与えます。街でのライディングだけでなく、バイクでの旅にも使える仕様です。

「エストレヤ」は、2007年にフルモデルチェンジした際に、F1搭載のエンジンを採用しました。RSとカスタムを融合し、メーターまわりも足まわりも一新しています。取りまわしがよく軽快に走れるので、女性にも運転しやすいバイクです。

2006年から販売された「W400」は、W650の排気量を縮小してつくられています。基本的な外観はW650を踏襲していますが、乗りやすさを向上させるために前後のサスペンションの設定を変えています。車高を落としたり、シート形状を薄いものへ変更したりしているのが特徴です。

スズキのバイクの人気車種

スズキのバイクで人気の高い車種のひとつに、「バンディット1250ABS」があります。「バンディット1250ABS」は、新設計の水冷エンジンを搭載した大型スポーツバイク。ツーリングや二人乗りでの走行に快適な大型マシンです。

特徴的なパワフルなエンジンと軽快な操縦が、ライダーから高い人気を集めています。高速道路の走行時の快適性を向上させるための6速トランスミッションや、ブレーキ操作を補助する電子制御式ABSを標準装備しています。

また、誰でも気軽に乗りこなせるバイクとして、「DRZ400SM」も人気の高い車種のひとつです。とにかく軽いのが特徴のひとつ。通勤やツーリング、ジムカーナ、林道、峠など、いろんなシーンで楽しめます。

アメリカンタイプのバイクでは、「イントルーダークラシック400」が人気です。「イントルーダークラシック400」は、リッターバイク並みのホイールベースを持つ超大型ボディが特徴。デスペラード用をベースに、シャフトドライブ化などを施した水冷45度Vツインを搭載しています。スタイリッシュなデザインと仕様が好評を博しています。

2006年にフルモデルチェンジされた「スカイウェーブ250」は、ショートスクリーンやパイプハンドルを採用したタイプS、マニュアル変速機能を搭載したタイプMも人気です。

バイク用品・セキュリティ用品


大事なバイクが盗難に遭ってしまうのは、経済的にも精神的にもショックが大きいですので、防犯用のロックを使ったり、アラームをつけて「他人がバイクに触っている」と気づくことができるようにする、など工夫をしましょう。

バイクの盗難は「一箇所で発生すると、連鎖的に発生する」「高級車が狙われる」「5分ほどバイクのそばを離れただけ(自宅に忘れ物を取りに戻るなど)でも、盗難に遭う」など、非常に厳しい状況になっています。

そのため「バイクを目立たせない」ことから始めましょう。

家の車庫・庭などにバイクを止めるなら、カバーをかけて目立たないようにすることが第一歩です。

また防犯用のロックやチェーンなどを使うことで「盗みづらそうだ」と思わせることも、防犯状の効果があります。

ツーリングなどに行った場合、体が疲れていると注意力散漫になり、荷物を減らしたいという思いからも、防犯対策もいい加減になってしまいがちです。

とはいえ、ツーリング中にバイクが盗まれると、移動ができなくなったり、ツーリング仲間に迷惑がかかることもありますので、よくよく注意しましょう。

また、アラームが鳴った場合に、いきなりバイクのもとに走り寄ると、盗もうとしていた人が逆ギレして襲われるというケースもありますので、警察に知らせ、自分では無理に取り押さえないことも大事です。

バイクの合宿免許

バイク免許を取るために「合宿免許を利用する」という方法があります。

「合宿免許」は、一般の教習所とは違い、合宿所・ホテルなどに宿泊しながら、バイク免許の取得だけに集中できるという仕組みがありますので、最短で9日などの短期間で、バイク免許を手にすることができます。

また、技能教習を続けて受けられるため、バイクに早く慣れることができる、というメリットも大きいでしょう。

合宿免許を利用するなら、仕事や学業に差し支えのない時期(長期休暇など)を選ぶことが大事ですし、また季節についても注意が必要です。

利用者が少ない時期(年末など)は、格安の料金を設定していて、利用しやすい合宿免許もあるのですが、バイクの場合には「寒すぎて技能教習がつらい」ということもあります。

また、バイクの教習を予定通りに修了できなかった場合に備えて、合宿の後のスケジュールにも余裕を持たせることが大事です。

社会人の方は、9日間もまとめて休みを取ることが難しいかもしれませんので、無理に合宿免許を利用せず、一般の教習所に通うメリットのほうが、大きいかもしれません。

合宿中は、普段と違う環境に身をおくストレスと、免許を取得しなければならないプレッシャーから、体調を崩したり、イライラが募ったりする可能性もあります。

バイク免許が取れなければ、意味がありませんので、合宿免許がご自身に合う方法かどうか、よく考えましょう。

ホンダのアメリカンバイク

ホンダのアメリカンバイクの特徴は、大排気量のOHVとV型ツインエンジンです。躍動感と重量感あふれる外観、全身に伝わる振動も、ホンダのアメリカンバイクの特徴です。

特にホンダのアメリカンバイクGOLDWINGは、操作性や性能などにおいて世界最高峰のバイクだと言っても過言ではないでしょう。最大級の大型クルーザーです。

また、ホンダのアメリカンバイクMAGNA-50も本格的なアメリカンらしさを持っています。MAGNA-50のエンジンは、4ストローク単気筒OHC。長く傾けられたフロントフォークが特徴的です。

また、ホンダのNVもアメリカンバイクです。市場に登場した当初のNVは、シリーズを通じて新しいアメリカンバイク像を探るというコンセプトが貫かれていました。しかし当時の日本は、ハーレーダビッドソンの影響が強く、アメリカンバイクは空冷Vツインで派手な振動があることが定着していました。そのためホンダのNVはあまり受け入れませんでした。しかし、NV750カスタムが輸出されたアメリカでは、疲労を感じさせずに長距離移動を可能とする新生代のアメリカンバイクとして高い評価を受けています。

他にもホンダは、CXカスタムという縦置きVツインエンジンを搭載する、凝ったアメリカンバイクもリリースしています。

ホンダのスーパーカブ

バイクメーカーとしてHONDAの名前を世界に轟かせたのは、「スーパーカブ」です。「スーパーカブ」は、1958年から生産を開始したセミスクータ型のモペッド。発売を開始した年だけでも、一気に9万台も売れました。今では全世界で通算6000万台以上が製造され、大ヒットを記録し続けているロングセラーのバイクです。

現在は「スーパーカブ50」「スーパーカブ90」「プレスカブ50」「リトルカブ」などの車種があります。通勤や通学、ビジネスなど、幅広い分野で活用されています。

カブの車名は、熊などの猛獣の子どもを指す英語の「Cub」に由来しています。小排気量ながらパワフルなオートバイであることをアピールしているのです。耐久性と経済性が高いことも特徴のひとつです。

基本構成は、太いパイプとプレス鋼板で構築されたフレームです。耐久性に富み低燃費の自然空冷式単気筒OHCの49cc4ストロークエンジンを水平に近い角度に搭載しています、独特の遠心式自動クラッチを組み合わせた3段式変速機と、フルカバードされたチェーンドライブで後輪を駆動しています。

エンジンをオーバーヘッドバルブ式からオーバーヘッドカムシャフト式へ変更するなど、機構の改良は多岐にわたります。とはいえ発売開始後50年以上を経ても、多くの原設計を引き継ぎながら生産が継続されています。